株式会社イシダ取材日 2016年11月9日

年間36,000枚の支払通知書を「電子化」したことは、後世に続く業務改革と自負しています。

利用サービス 請求書(受取) | エリア 近畿地方 | 業種 機械
株式会社イシダ

1893年、民間初のハカリメーカーとして、創業以来120余年の歴史を誇る株式会社イシダ。京都を拠点に全国34拠点、海外にも19拠点を構える業務用計測器の老舗メーカーです。中でも、食品等の計量に欠かせない「組合せ計量機」や「コンピュータスケール」は、世界シェアNo.1を誇るなど、イシダ製品は世界中で大活躍しています。
しかしワールドワイドな業務拡大の一方、仕入先数が増えることで経理処理も煩雑化。これに一石を投じるべく生まれた「支払通知書」ベースでの処理業務も、ここへ来て限界を感じるように。そこで導入されたのが『BtoBプラットフォーム 請求書』。その導入効果を、企画管理部 経理課のご担当者様に伺いました。

ココがPOINT!

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電子化以前は、年間約36,000枚の紙の支払通知書を発行

当社が経理業務を見直すきっかけとなったのは、2013年からスタートした会社全体の業務改革プロジェクトです。ERPの導入により、多くの業務は改善され、業務フローの平準化に成功しました。さまざまなシステムを使っていくなかで、業務改善の観点から各部署や業務について、どう変えながら効率良く仕事を遂行できるのか、を考えてきました。

経理業務においては、仕入先様に対して毎月支払通知書を発行することで、効率化を図ってきました。これは、請求書のやり取りでの支払処理において起こりやすい、

◆(当社ではパーツやラベル、鋼材などのサプライ品を全国各拠点から注文しているため)注文のあった各拠点宛てに請求書を複数発行されることで、合計数算出までに手間・時間がかかってしまう〔仕入先様〕
◆ 仕入先様からの請求書発行待ちにより経理処理が遅れ、結果的に月次決算も遅れる〔当社〕

といった問題を解決することができます。つまり、支払通知書を発行する業務フローでは、仕入処理と同時に支払金額を確定させることで、スムーズかつ正確な支払処理を実行できるのです。

具体的な業務としては、当社が支払通知書を発行し、仕入先様宛に郵送、内容をご確認いただいた上で捺印、ご返送いただくことで請求書として処理し、お支払いをするという流れです。しかし、集計処理→プリントアウト→封詰め作業→(約1週間後に)ご返送書類の開封作業……と、支払処理の改善は図れましたが、紙ベースでの業務処理には膨大な時間を要していました。

これらのやり方をいかに変えて、少ない人数で業務を効率良く回し、誰もが対応できるような体制をチームとして作り上げるのか、が目標であり課題でした。そこで数社のアウトソーシングを検討しましたが、制約条件や作業の手間、書式の問題やコスト面を考慮した結果、やる作業は変わらないのに費用ばかりがかさんでしまうため、断念した経緯がありました。

複数のスタッフが残業しながら書類を折り、封詰めをし、開封作業をする姿は「なんとしても業務改善しなければ!」と思わせるものでした。

そんな時、インフォマートさんから『BtoBプラットフォーム 請求書』をご案内いただいたのです。

当社が発行する支払通知書は複数枚で、毎月平均約800通。ご返送の書類を請求書として保管しますから、スペース確保にも限界があり、ペーパーレス化は急務でした。その点、『BtoBプラットフォーム 請求書』はプラットフォームですから、自社構築に比べ、まず安価で双方の業務効率化につながります。そして何と言っても電子なのでペーパーレス化が実現できます。

業務そのものを「一から見直して変えていく」という発想から、いかに効率良く業務を遂行できるか。いかに平準化できるかを重視するなか、『BtoBプラットフォーム 請求書』がもつ仕組みづくりに対し、直感的に「これならいける!」という可能性を感じたのです。まさにこれまで紙ベースでやってきたことが電子化できると感じましたね。

経理課 ご担当者様経理課 ご担当者様

作業スタッフは6名→1名に、作業時間も2日短縮!
目を見張る業務改善に成功

こうして、2016年3月に『BtoBプラットフォーム 請求書』を導入。まずは「支払通知書を発行するシステム」として、7月からの運用開始を目指すことになりました。仕入先様にはできるだけスムーズに導入していただくために、電子発行開始の案内文書を支払通知書に同封したりと、約4カ月間かけて事前案内を徹底的に行いました。少ししつこいくらいだったかもしれません(笑)。こうして十分ご納得のうえで導入していただけたので、開始前のエントリーは740社にも上りました。また、インフォマートさんご協力のもと、開始の1カ月前にはテスト期間を設けてシミュレーションを行ったので、電子化への切り替えがスムーズに行えたのも助かりました。

導入後は、紙ベースの時に要していた作業スタッフ6名が1名になりました。また、開封作業に一人1.5日、最低でも5時間発生していた残業も、導入後はもちろんゼロに。さらに、月を追うごとに仕入先様のご対応も迅速になり、支払通知書発行後1週間弱で、約90%の仕入先様が「確認済」(つまり支払金額が確定)というステータスに。全体的な作業工数も前倒しになり、前月実績では2日間短縮できました。

電子の支払通知書の発行業務としては、基幹システムのデータを『BtoBプラットフォーム 請求書』にそのまま流し込むだけですし、プリントアウト、封詰め、ご返送書類の開封作業等が一切なくなったのですから、業務量は導入前に比べ9割は削減。まさに、業務効率における悩みが一気に解決したのです。

株式会社イシダ 『BtoBプラットフォーム 請求書』導入前の控え書類の量

『BtoBプラットフォーム 請求書』導入により、1ヶ月間の控えの量が1/3まで削減『BtoBプラットフォーム 請求書』導入により、1ヶ月間の控えの量が1/3まで削減

約75%もの大幅コスト削減で予期せぬメリットを実感

コスト面でも、大幅に削減することができています。まず、ペーパーレス化により紙代、封筒代、印刷代が削減でき、毎月約800通送っていた郵送代も削減できました。また、人件費では6人(作業時間は10時間)が1人になったことで、1/6に削減できました。トータルで算出すると、およそ75%ものコスト削減が実現できました。コスト面よりも、業務の効率化と平準化を目指していた私たちにとって、ここまでのコスト削減は思わぬ大きな副産物となりました。スタッフのモチベーションも変わりましたね。

この『BtoBプラットフォーム 請求書』導入にあたっては、何よりも仕入先様のご協力あってこその運用となるため、なかなか簡単にいかないのでは?と思いがちですが、思い切ってやってみると案外できてしまうものです。現に、スタート時に新規および未エントリーだった仕入先様約60社中20社が、運用後2ヶ月目にして導入にご了承いただいていますので、スムーズな導入状況に大きな手応えを感じています。

当社にとって、支払通知書発行は今後も絶対になくならない業務です。ですから、『BtoBプラットフォーム 請求書』導入は、後世に続く業務改革になったと自負しています。

組織によって問題はさまざまだとは思いますが、当社のように支払通知書ベースで経理処理を行っている企業様にとっても、『BtoBプラットフォーム 請求書』は“使える”システムです。ぜひ、「無理だろう…」という壁を壊して“やってみる”ことをオススメします。今後は、請求書発行業務の電子化も視野に入れ、業務改革を進めていきたいと思います。

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BtoBプラットフォーム 請求書
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株式会社イシダ
設立1948年10月26日(創業:1893年5月23日)
事業内容業務用計量・包装機の製造販売
代表者代表取締役社長 石田 隆英
本社所在地京都府京都市左京区聖護院山王町44
企業サイトhttp://www.ishida.co.jp/ww/jp/
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