株式会社取材日 2018年8月22日
重要なのは顧客のその先にある情報。
商流全体の流れを掴むことで新しいビジネスチャンスも得られました。
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ECサイト運営事業者等の決済導入・運用支援を行う決済代行を主として、決済関連サービスおよび金融関連サービスを提供するGMOペイメントゲートウェイ様。ダイバーシティ戦略を推進するなか営業社員が最大公約数的に情報をインプットでき、かつ、提案に活かせるツールが求められていました。『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を導入したところその両方のニーズを満たすことができ、さらに、これまで気がつかなかったビジネスチャンスに気づくこともできたそうです。詳しい経緯を伺いました。
ココがPOINT!
- 1リソースが限られた中で効率的な情報収集
- 2『BtoC』から『BtoB』へ。ビジネスチャンス発掘にも効果的
- 3社内の情報共有やアウトバウンド営業にも活用
ビジネスの全体像から細部まで。
豊富な情報量を効率的にインプットできるツールが求められていた
― 御社の事業内容を教えてください。
ECサイト等を運営されているお客様(加盟店様)に対して、決済手段の導入・運用を支援する決済代行業がメインとなっています。主力のサービスとしては『PGマルチペイメントサービス』があり、その中で決済手段を複数準備することで加盟店様のご要望に合ったものをご提供できるようにしています。
― 皆様が所属されているイノベーション・パートナーズ本部について教えてください。
営業部隊としてのミッションを有しています。東京・大阪・福岡に拠点があり、業界ごとに縦割りにする体制を取っています。物販、サービス系、デジタルコンテンツ、その他新規サービスなどというようにそれぞれの社員に専門性を持たせることでその業界に特化した提案ができるようにしています。従来はインバウンド中心で、Web広告で興味を持っていただいた方や、『決済』などのキーワードで検索してくださった方からの問い合わせ、もしくはパートナー様からの紹介(相互紹介)が多かったのですが、最近ではこちらから積極的にアプローチをかけるアウトバウンド領域も開拓しているところです。
現在はBtoB領域にも力を入れています。弊社は融資や送金というFintechに関連するサービスは以前から提供していましたが、決済のBtoB領域については開拓しきれていませんでした。クレジットカード会社のBtoB部隊とは連絡を取り合ってはいたものの、その領域ではどうしても商習慣的に掛売りや現金決済がメインだったり、カード決済手数料が現金よりも割高になってしまったりするためです。成長しているBtoC領域のカード決済と同じようにBtoB領域を切り拓くために、社内で業界分けした取引の中でBtoBに属するものをチームとして再構築し、取り組みを強化しています。
イノベーション・パートナーズ本部
戦略事業統括部
イノベーション戦略室
担当課長 須田 真暢 様
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を導入されたのはなぜですか?
お客様にファーストコンタクトを取る際、お客様の業界について知った上での提案が求められますし、中には知っていて当然というふうにお話しいただくケースもあります。業界ごとにどういうお客様かを意識する組織体制にはなっていますが、その業界を全般的には知っていても、市場規模や成長率など細かな情報まではやはりカバーしきれていないというのが実情でした。
もちろん、わたしたちはECや決済については知識・ノウハウがあります。しかし一般的にその業界はどのようなものかというマクロな視点、例えばEC以外のリアル含めて小売全体にどういうプレーヤーがいて、メーカーがいて、卸がいてという立ち位置まではわかりません。そのため事前のインプットが必要となりますが、新聞や各業界の専門誌を読み込めるかというと、リソースが限られる中ではそういった機会を充分に設けることができませんでした。『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を見ると、その点がわかりやすく記載されています。また、出かける前の短い時間や移動中にスマートフォンで手軽に情報をインプットできる点が弊社の利用シーンにも合致しました。
イノベーション・パートナーズ本部
第1営業統括部第1営業部
主任 渡邉 壮太 様
― 採用いただいた決め手はなんだったのでしょうか?
営業社員は100人ほどいますが、弊社はダイバーシティ(多様性)戦略を推進しているため、様々な経歴を持つ人間が集まっています。そのためまず最大公約数的に知識をインプットできるツールが必要でした。
視覚的に情報が入ってきやすいという点も非常に大きいです。他社のツールでも深い知識を提供してくれるものはありますが、深過ぎてインプットまでに時間を要してしまうことがあります。営業としてはやはりお客様にどのような提案をするかを考えて資料に落とし込む部分にリソースを割きたいという思いがあるため、情報収集は時間的にも労力的にもなるべく効率化していきたいというニーズがあったのです。『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』は情報のインプットしやすさが優れていて、加えて、価格が非常にリーズナブルなことも魅力でした。
イノベーション・パートナーズ本部
第1営業統括部第2営業部
林田 祐磨 様
ビジネス全体の流れを俯瞰することで新たなビジネスチャンスを掴むこともできる
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を使うことでどのような違いを感じましたか?
以前は、個社毎にホームページ等Webでの情報収集や書誌で業績を調べるだけで営業に出ていました。しかし、BtoB領域ではお客様が持っている情報の先、仕入れ先だったり販売先だったりという情報が真に重要であるということに気づかされることが度々ありました。そういった情報はこれまでの調べ方では見えづらいものです。その点、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』はアプローチしたいお客様のビジネスにおける前後の流れも包括的に俯瞰して見ることができます。それをインプットして商談に臨めることは大きなメリットであると感じています。
お客様としても自分たちの情報をあらかじめ知っている相手と一から説明をしなければいけない相手とでは接し方は当然違ってきます。わたしたちとしても相手の立場に立つというスタンスで臨めるためプレゼンテーションに際して自信を持つことができます。
また、お客様がこれから参入しようとしているビジネスに対しても説得力のある資料を提供することができるため、共感を得やすくなりました。
例えば『旅行・レジャー』は構造自体が非常に複雑です。旅行代理店のこのポイントにしか決済の提案はできないだろうというような先入観もありましたが、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』で業界のバリューチェーンを見ると、こんなところにもアプローチができるかもしれないという気づきを得ることができました。旅行の商材の仕入れはBtoBの領域ですが特定の業態が定まっておらず、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を見ている中で「ここもBtoBのニーズがあるのではないか?」という気づきを得ることができたのです。ビジネスチャンスを増やすという点でも『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』は効果的です。
社内における情報の水平展開や攻めの姿勢の営業にも活用
― 実際にご利用いただく中で、特に便利な機能はありますか?
BtoB領域のお客様とお会いするときは新規・既存に関わらず「業界レポート」をよく見ています。視覚的に捉えやすいのですぐに情報をインプットすることができ、業界全体を把握するうえで有効です。お客様先に出かける前にちょっと確認する、ということもしています。
日々の営業活動では、「ニュース」のページも活用しています。弊社の強みは100人態勢の営業が対面でお客様に接することです。そこでは活きた情報をどれだけ提供できるかが重要となりますが、フレッシュな情報を1サービス上で効率よく取得することができて助かっています。
― 社内でも活用されていると伺いました。
弊社では月に一度、営業の情報共有の場を社内で開きます。それぞれの営業社員の活動状況や、新たな業界にアプローチしようとしているときにそれがどのような業界であるのか、どのくらいの市場規模であるのか、などそういった情報を共有するための場です。あらゆる業界をターゲットにしているため情報の水平展開にはある程度の質量を持った資料作成が必要となりますが、従来はそれに多くの時間を取られてしまっていました。導入以前のWebや紙をデータソースにした調査だと、2015年はあったけど2016年はないといったこともあり、散らばった情報を集めてシナリオに落とし込むために整形するだけで労力がかかっていました。社内の情報共有に費やすリソースを最小限に留めたいというニーズにも『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』は効果を発揮しています。
― 今後はどのように活用していきたいですか?
現在、案件数を増やしているアウトバウンドに活用したいと考えています。特に大手企業はこちらからアプローチしなければ案件がなかなかスタートしません。しかし大手であればあるほどバリューチェーンは複雑になり、前後の商売の流れも掴みにくくなるものです。『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』で知識武装をしていけば充分なクオリティの提案ができ、チーム全体でビジネスチャンスが拡がるのではと期待しています。
BtoBプラットフォーム 業界チャネルとは
- 「業界」「企業」の情報を効率的に収集する機能やコンテンツを提供しています
業界レポート
- 豊富なグラフ・図で構成し、短時間で「業界」を理解できるレポートです
設立 | : | 1995年3月 |
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事業内容 | : | 総合的な決済関連サービス及び金融関連サービス |
代表者 | : | 代表取締役社長 相浦 一成 |
本社所在地 | : | 東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル(受付7階) |
企業サイト | : | https://www.gmo-pg.com/ |
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