メニューごとのアレルギー情報をタイムリーに管理し、
フレキシブルな対応を実現。全国90店舗以上の情報共有ツールとしても有効活用!
1979年に奈良県で第一号店(直営店)をオープン以来、近畿地方を中心に全国95店舗の洋食レストラン&カフェ「BABYFACE PLANET'S(ベビーフェイスプラネッツ)」をフランチャイズ展開する同社。「みんなでわいわいシェア」をコンセプトにしたメニュー開発と、異国情緒を楽しむ空間が話題を呼んでいます。今後も店舗拡大を目指す同社に、『BtoBプラットフォーム 規格書』の活用方法などについて伺いました。
ココがPOINT!
- 1各メニューに含まれるアレルゲンを瞬時に検索。速やかなお客様対応が可能に
- 2メニュー管理機能による情報共有で、全店舗同一の店内オペレーションが可能に
- 3正確なメニュー原価率を自動算出。的確な経営管理が可能に
アレルギーの問い合わせ急増に伴い、
規格書による情報の一元管理を実施
創業より30余年、「食事+癒し」をコンセプトに掲げフランチャイズ展開してきた当社では、ファミリーや若いお客様が寛げる空間づくりや、シェアできる大盛りメニューなど、まずは「食の楽しさ」を提供することに最大の力を注いできました。
食の安心・安全に対してはと言うともちろん意識はありましたが、あるきっかけを境に最重要課題として取り組むようになりました。
5年ほど前から、本部には特に小さいお子様をもつファミリーのお客様からのアレルギーに対するお問い合わせが急増し、「『キッズプレート』には○○は入っていませんか?」というように、事前にメールで確認されたうえで来店されるほど、お客様の食の安全への意識は急速に高くなっていることに気づかされ、急務として取り組むようになったのです。
当時は、お問合わせのたびにキッチンスタッフが厨房にある食材の原材料ラベルを確認しているような状況です。もっと正確に、そしてもっと効率よくこの問題に取り組むためには、仕入品の情報管理のシステム化を進めていかねばならないと考え、2013年に『BtoBプラットフォーム 規格書』を導入することにしました。
規格書の回収率を上げるため、導入後、暫くの間は仕入先やメーカーさんに働きかけ続ける必要がありましたが、その甲斐もあり、半年程度で規格書の回収率は93%に達しました。その後、それ以外の商品もメーカーから規格書を入手しているため、グランドメニューの使用食材は100%網羅しています。 ※食材の納品状況により一部変更があります。
取締役マーケティングディレクター
ご担当者様
本部スーパーバイザー
ご担当者様導入の決め手となった『メニュー管理』機能を生かし、
FC店舗管理も充実
次は、規格書で得た情報をメニューにどう生かしていくかが課題です。実は、『BtoBプラットフォーム 規格書』を採用した最大の決め手は、オプションの『メニュー管理』機能にありました。
この機能の特徴は、食材の原価管理やその食材を使ったメニューの管理、そして調理工程までも一元管理し、各店舗と情報を共有できること。つまり、アレルギー情報を検索する際は、一つひとつの食材を探さずとも、メニューを指定すれば、そのメニューに使われているすべての食材のアレルギー情報を確認することができるのです。この機能のおかげで、本部へのお問合わせでは、画面上でメニューを検索するだけで確実にアレルゲンをお答えできるようになり、また、各店舗ではシステムから出力したアレルギー表を常に携帯することで、いつでも確認でき、より短時間にフレキシブルな対応が可能になりました。
さらに、メーカーさんが規格書を最新版に更新すると、即時メニュー内容にも反映されるので、アレルギー表のバージョンアップも欠かすことなく、常に新鮮な情報を得ることができています。
また、同じメニュー管理画面で調理の分量表、総調理時間、そして細かい調理手順までも掲載できるので、この情報を各店舗で共有することで味のクオリティを統一できる点は非常に助かっています。
そして、もう一つのポイントは、同時期に導入した『BtoBプラットフォーム 受発注』と連携できること。各店舗の発注データに規格書のデータを紐付けしたデータベースを構築し、この「メニュー管理」機能にリンクさせることで、メニューごとに最新原価での原価計算ができるようになったことは大きな利点です。本部が店舗を管理しやすくなったという点はもとより、加盟店様にとっても「リアルタイムな数字がよく見えるようになった」と好評です。
このように、『BtoBプラットフォーム』のおかげで、各店舗とさまざまな情報をただ共有するだけでなく「同じ内容を同じタイミングで、データを見ながら対話できること」つまり、新鮮かつ正確な情報をタイムラグなく共有できることに、フランチャイズ運営本部としても大きなメリットを感じています。こうしたフランチャイズチェーン運営の観点からも、今後更なる店舗拡大を目指すためには、同システムは欠かせない存在です。ですから、新規加盟店や仕入先に対しては、『BtoBプラットフォーム』の導入を標準化し、この利用率をあげることで情報の平準化を図っています。
規格書内に「トランス脂肪酸」項目を追加
「健康」をキーワードに価値あるレストランを目指す
当社のこれからのコンセプトは、「食事+健康」。例えば、近年よく問題提起されているトランス脂肪酸についても注目しています。トランス脂肪酸は、マーガリンへの含有が代表的ですが、マーガリンだけでなく、他の原材料にも含まれていないか? その含有量はどれくらいか? などさらに細かく調査し、今後は規格書の項目に追加していきたいと考えています。できるだけトランス脂肪酸を含まない「トランス脂肪酸フリー」のメニュー開発にも注力していくことで、「美味しく食べて健康になるレストラン」という新たな付加価値を生みだせないだろうか? と試行錯誤しているところです。
このように、『BtoBプラットフォーム 規格書』を最大限に活用することで、全国どこでも美味しく、楽しく、安心してお食事していただける店舗づくりをこれからも積極的に目指していきたいと考えています。
食の安心・安全に対する管理システムとして申し分ない『BtoBプラットフォーム 規格書』ですが、それだけに留まらない拡張機能も魅力。今後は、その機能をさらに生かし、よりワンランク上のシステムへと成長してくれることを期待しています。
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BtoBプラットフォーム 規格書
- 「食の安心・安全」に対応
メニュー管理
- 本部が作成したレシピを店舗へ共有でき、メニューごとのアレルギー・原価・食材の原産国管理が可能。
株式会社ベビーフェイス
創業 | : | 2003年10月1日 |
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事業内容 | : | 外食事業、直営によるレストラン経営とフランチャイズチェーン展開 |
代表者 | : | 代表取締役社長 田中 利幸 |
本社所在地 | : | 奈良県奈良市松陽台3-1-22 BABY FACEビル3F |
企業サイト | : | http://babyface-planets.com/ |
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