株式会社弘益取材日 2017年3月28日

非効率なプロセスを見直し、
全社員が請求作業を見える化できる体制を実現しました。

利用サービス 請求書(発行) | エリア 中部地方 | 業種 総合卸
株式会社弘益

名古屋に拠点を置き、家具の企画開発や製造、輸入から販売まで広く手掛ける株式会社弘益様。手作業の請求書の業務に強い課題を感じ、『BtoBプラットフォーム 請求書』を導入されました。今回は導入前後の課題や効果について、代表取締役社長の武藤茂樹様、経理のご担当者様、システムのご担当者様にお話を伺いました。

ココがPOINT!

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増えすぎた請求書発行業務を改善。発行済請求書の保管も0に

― まずは貴社の業務内容と、『BtoBプラットフォーム 請求書』を知ったきっかけを教えてください。

武藤社長:私たちは家具やインテリアを通じて、日本のライフスタイルやワークスタイルを豊かにすることを企業理念としています。全国の企業や個人のお客様に家具を販売し、取引先数も2,000社を超えています。取引の際に発行する納品伝票や請求書の数が多く、業務の負担が課題になっていました。

経理業務を改善するため、会計ソフトやシステムに関するさまざまなセミナーに参加するなかで『BtoBプラットフォーム 請求書』に出会い、2016年10月から本格的に稼動を開始しています。

― 現在、請求書の電子化率はどれくらいになりますか。

システムご担当者:毎月、定期的に請求書業務が発生している企業はおよそ1,000社です。まだサービスの利用開始から4ヶ月ほどですが、すでに電子請求書を発行させていただいている企業は50%以上(およそ550社)になりました。

まだ紙の請求書をご希望されている企業も200社ほどいらっしゃいますが、そちらは『BtoBプラットフォーム 請求書』の郵送代行サービスを利用して対応しています。

残り250社は、理由があって電子化が出来ない企業や、専用伝票を使われている企業です。その分については、従来通り紙で請求書を発行しています。ただ電子化以前と比べればそれほど数が多くなくなったので、請求情報は全て『BtoBプラットフォーム 請求書』に入力し、データで管理できています。

『BtoBプラットフォーム 請求書』は電子帳簿保存法に対応しているため、発行済請求書の保管も必要なくなり、弊社の紙での請求書保管が0になっています。

経理ご担当者:お客様に弊社が電子請求書を発行していることを説明すると、その利便性を理解いただき、ご賛同いただけることが多いですね。また郵送代行サービスを利用中の企業には、電子化のご案内をお送りしていますので、今後も徐々に電子請求書の数の方が増えていくと思います。

武藤社長武藤社長

システムご担当者様システムご担当者様

経費だけでなく、作業時間や負担も軽減

― 御社の経理作業について教えてください。

経理ご担当者:請求データは『BtoBプラットフォーム 請求書』の導入以前から、基幹の会計システムを使って作成していました。ただ紙の請求書を発行していた頃は、請求書を期日で締めたあと、経理担当者が請求書を印刷してから、三つ折りにして封入。切手を貼り終えたものから、五月雨式に郵送していました。一連の作業は4人で行い、合計でおよそ4~5時間も掛かっていました。

― サービス導入後は、どのように変わりましたか?

経理ご担当者:請求書の電子化によって、請求書発行業務はおよそ1.5時間まで減りました。封入作業はほぼなくなり、印刷も0ではありませんが、かなり減っています。

また、電子化できなかった分は郵送代行をお願いすることで、人件費も含め月間でおよそ16,000円のコストダウンにつながっています。単純なる経費削減だけでなく、作業担当者の手間や負担を軽減できているというのが、大変ありがたいですね。

手作業が減ったことで、現場の業務も整理されました。経理スタッフはシステム導入前と同じ4名体制で対応していますが、長らく課題だった業務の役割分担が実現できました。ひとりは電子請求書、ひとりは紙の請求書というように、お客様ごと・業務ごとに担当を割り振ることで効率的な作業を実現しています。

経理ご担当者様経理ご担当者様

担当営業の、請求書チェック体制を改善

― それ以外の効果や、改善されたことはありますか?

武藤社長:営業担当は1社に対し、月に数十枚も請求書を送ることがあります。明細にすると数百行にもなり、プリントアウトして、ひとつずつチェックするのは大変な作業でした。そもそも営業担当者は、社外にいることが多いため、請求金額のチェックが遅れ、請求書の発行が滞ってしまうこともありました。

『BtoBプラットフォーム 請求書』の導入により、請求データがクラウド上に保存されるようになりました。営業担当がどこにいても、PC画面上から請求情報を確認できるようになったことで、業務の合間でも作業ができるようになりました。作業負担そのものよりも、業務の体制が大幅に改善されたと感じています。

またシステム化によって、請求書の承認状況を社員全員で確認できるようになりました。 “業務の見える化“につながったことで、例えば社内の作業が滞ったときに、他の誰かがサポートできるようになりました。これも大きな成果ですね。

経理ご担当者:紙の請求書の場合は、請求書を送ってから1週間~10日経っても、取引先の請求処理が完了しない事もありました。また弊社側の請求書発行期日を過ぎてから、項目の追加や、修正を依頼されることもあります。

システムご担当者:『BtoBプラットフォーム 請求書』に移行する機会を活かし、取引先にシステム上の、請求書のご対応期日をお知らせしています。対応期日が明確になったことで、以前より早く請求書を処理いただけています。おかげで弊社側の期日外の作業はなくなりました。

また、送った請求書に対して、項目の追加や修正などによる再発行が発生しても、データ上で完結できます。そういう部分でもかなり業務を軽減できていると感じます。

― 今後の取り組みや期待していることを教えてください。

武藤社長:新しい取組みとして納品伝票の電子化を期待しています。

現在、ご購入いただいた全ての家具に納品書を紙で送付しています。月に一度の請求書とは異なり、都度発生する業務のため、現場の負担も大きい業務です。また、印刷から郵送まで発行のフローは請求書とほぼ同じですが、1件の納品につき、複数枚の納品書を発行する必要があるため、発行枚数も膨大です。

この納品伝票の郵送が軽減されれば、さらに弊社のペーパーレス化が進むと思います。こちらは、請求書の発行と同じ仕組みで対応できないか、インフォマートさんと相談しながら進めているところです。

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株式会社弘益
設立1974年7月22日
事業内容オフィス家具、ホーム家具、別注家具の企画、輸入、製造販売
代表代表取締役社長 武藤 茂樹
本社所在地愛知県清須市朝日愛宕119
企業サイトhttp://www.koeki-net.com/
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