事業規模の拡大とともに、情報収集の重要度がアップ。
日々の業界動向、ニュースのチェックに活用しています。
愛知・名古屋に本社を置き、全国の建設現場やプラント現場にエンジニアを派遣する株式会社コプロ・エンジニアードの持株会社である株式会社コプロ・ホールディングス様。2019年3月に新規上場を果たし、業界での存在感を増しています。上場を見据えて立ち上げた経営企画室では『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を導入。業界動向をつかみ、中期経営計画の策定や新規事業のマーケティングへ活用されています。
ココがPOINT!
- 1業界ごとのレポートで主要企業の関係性をひと目で把握
- 2業界を俯瞰的に把握でき、新規事業の検討が手軽に
- 3知りたい企業のニュースが自動で届き、情報収集の時間が短縮
上場のタイミングで立ち上げた経営企画室で、情報収集を開始
― 事業概要とみなさまの業務内容を教えてください。
経営企画室 経営企画課 課長(以下、経営企画課長):弊社は、愛知・名古屋に本社を置き、建設業・プラント業に特化したエンジニアのアウトソーシング事業をメインとしています。派遣するのは、実際に工事などを行う作業員ではなく、現場の衛生・安全管理や工程管理などを監督する、施工管理士です。力仕事をするわけではないので、50代以上の方も比較的多く、また、最近では女性の施工管理士も増えています。弊社は全国17ヶ所に支店を置き、約1,700人の人材を派遣しており、そのうち約3割が女性です。
近年は労働人口の減少による人手不足が社会的な問題になっており、建設業界も例外ではありません。特に今は2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックでの需要があります。以降も地方の公共事業や再開発事業、名古屋でいえばリニアモーターカーの開発などが控えており、需要に対して供給が追いついていない状態です。大手ゼネコン各社でも人材の確保に苦慮しており、人材派遣業の役割は高まっています。
経営企画室 室長(以下、経営企画室長):弊社は半年前の2019年3月に東京証券取引所マザーズと名古屋証券取引所セントレックスに上場(IPO)を果たしました。我々の所属する経営企画室はIPOに先立ち、2018年4月にできた、比較的新しい部署です。それまでは中期経営計画の策定や新規事業に対するマーケティングを担う専門部署はありませんでした。
経営企画室 経営企画課
課長
経営企画室 室長
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を導入されたのはなぜですか?
経営企画室長:上場に際しては市場の概況や競合他社など、様々な情報を手広く集め分析する必要があります。私自身は経営企画に長年携わっていましたが、経営企画室の立ち上げを担当していた当時は入社から間もない時期です。準備段階で他に人もおらず、リサーチは1本数十万円する市場調査企業のマーケットレポートなどを利用していました。ただ、建設業界の人材派遣という市場はニッチな分野で、同業で上場している企業が1社あるだけという状態です。建設業、人材派遣業ではそれぞれのデータがあっても、なかなか我々の欲するまとまったデータはなく、使い続けていくには費用対効果の面で課題を感じていました。
『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を知ったのはその頃です。従来の市場調査企業のレポートに比べ、リーズナブルだと思いました。また、グラフや図が多用され、非常に見やすいのが印象的でした。幅広い情報を取捨選択した上で必要な部分だけ抽出し、簡潔にまとめられているので、データをそのまま活用できます。弊社の管理職や支店長は、若い世代が多く、彼らの勉強にも使えると感じました。総合的なバランスの良さから、導入を決めたのです。
欲しい情報が自動で届く。企業情報にも容易にアクセス
― 実際に、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』をどのように活用していますか?
経営企画課長:『マイチャネル』機能にベンチマークしている同業企業や取引先企業を登録しています。上場企業はTDnet(適時開示情報閲覧サービス)上に情報が開示されますが、とはいえ毎日ずっと見ているわけにもいきません。マイチャネルに登録しておけば、開示やニュースリリースが毎日自動的に登録したメールアドレスに配信されてくるので便利です。
ベンチマークしている企業が、たとえば前月の稼働人員や稼働率を月初に速報で出していると、弊社にも投資家から比較できる情報を求められます。他社がどんな情報を開示していて、何を強みにしているのかを参考にして、弊社が差別化できるところ、開示できる情報や見せ方を考えています。
また、取引先の大手建設企業やプラントエンジニアリング会社が大規模な工場用地を取得といったリリースが届くこともあります。その際はそのエリアの営業担当に、用地取得の情報を展開していければと考えています。
経営企画室 経営企画課 担当者:個人的な話ながら、私は他業種から現職へ着任しまして、当初は建設業界のことは何も知らない状態でした。まず、施工管理士とはなにか?というところから覚える必要がありました。『業界レポート』は業界動向と主要企業、その関係性がひと目でわかるので大変参考になります。また企業名から企業情報へ簡単にアクセスできるのも便利です。レポートというと、文字量が多いイメージですが、グラフなどで直感的に把握できるので、業界知識がなくても理解しやすく助かっています。
経営企画課長:建設業、プラント業への人材派遣で成長してきた弊社ですが、上場を機に新たな柱も考えていかなければなりません。今後、新規事業の検討をするうえでも、他業界の動向を網羅的かつ俯瞰的に知ることができるのは大きなポイントですね。
経営企画室 経営企画課
担当者
情報社会の現代、調べようと思えば、市場調査会社のサマリーレポート、またはニュースリリースや、経済系ニュースサイトなどからある程度、無料でデータは手に入ります。ただ、それを組み合わせて何かレポートに仕立てようとすると、やはりそれなりに労力がかかります。たとえば同じ事象でも各社ごとに表現が違う場合があるので、まとめるにはテクニックが必要です。はじめて『業界レポート』をみたとき、「ここまでしっかり情報が載っているんだ」と驚きました。労力を考えると、対価を払ってサービスを利用したほうが効率的だなと思いました。
人材派遣業界での地位向上を目指して、新規事業へも意欲
― 今後、どのように活用していきたいですか?
経営企画室長:まず社内では現在、部門毎に業界記事などの情報共有を行っているのですが、これを業界チャネルの情報と合わせて、我々の部署で担ったほうが良いのではないかと考えています。全社への情報の展開のさせ方をこれから検討していきます。
また、弊社としては、新たな領域へ業態を広げていこうという機運はありますし、同時に現在の建設業界向け人材派遣業としてさらなる地位向上も目指していきたいと思っています。ニッチな業界であり、意外と参入の壁は高くなく中小規模の企業が多い業界ですが、一方で事業の継続は比較的難しいと感じています。人材を扱う事業であるため、求職者から見て、企業自体に分かりやすい魅力や競争力がなければ、淘汰されていくためです。弊社は現時点では業界3位にあたり、上場企業として情報を開示する立場にあります。他社の情報も集め、容易に模倣できない競争力を磨きつつ、その情報を開示して業界に還元していく。弊社の向上だけでなく、業界全体の活性化にもつながる活用をしていければと思っています。
上場記念で作成された
社員の写真を使用した
モザイクアート
BtoBプラットフォーム 業界チャネルとは
- 「業界」「企業」の情報を効率的に収集する機能やコンテンツを提供しています
業界レポート
- 豊富なグラフ・図で構成し、短時間で「業界」を理解できるレポートです
マイチャネル
- 取引先のニュースや展示会情報を自動で収集できる情報管理ツールです
設立 | : | 2015年5月 (持株会社) |
---|---|---|
代表者 | : | 代表取締役社長 清川 甲介 |
本社所在地 | : | 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング27F |
企業サイト | : | https://www.copro-h.co.jp/ |
>この企業情報とニュースを見る |
設立 | : | 2006年10月 |
---|---|---|
事業内容 | : | 建設エンジニアリング事業、プラントエンジニアリング事業、アカデミア事業 |
代表者 | : | 代表取締役社長 清川 甲介 |
本社所在地 | : | 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング27F |
企業サイト | : | https://www.copro-e.co.jp/ |
>この企業情報とニュースを見る |